“あかまる牛肉店が綴る、お肉にまつわるはなし”

ブロススープのアレンジレシピ2「和牛すき焼き肉と晩三吉、ごぼうのポタージュ」

レシピ

ご縁あって、雑誌やイベントでレシピ監修を手がける料理家の西野優さんに、ブロススープを使った鳥取和牛のレシピを考案していただきました。その第2回目となります。

鳥取県産の和牛すき焼き用ロース肉を贅沢に使った、ブロススープのアレンジレシピです。

和牛すき焼き肉と晩三吉、ごぼうのポタージュ

明治時代から食べられていたという「晩三吉(おくさんきち)」という歴史の
古い梨と、ごぼう、卵白をブロススープとあわせてポタージュに仕立てました。

梨の程よい酸味と甘みが、お肉の脂や旨味と好相性です。

お肉には卵黄ベースのタレを付けて、すき焼きのように楽しみながらお召し上がりください。

今回は「ごぼう」を使いましたが、長ねぎ、白菜、じゃがいも、カブなど、
冬の定番とされる他野菜でも応用の利く使い勝手のいいレシピです。

冬の食卓で、ぜひお試しください。

 

◆材料

材料(1人前)
鳥取和牛すき焼き用ロース 3~5枚
晩三吉(梨) 1/4個 ※ 晩三吉は大きめの梨なので、一般的な大きさの梨の場合は1/2個
ブロススープ 1パック(200ml)
ごぼう 約20cm分
しいたけ 1つ
たまご 1個
味噌 大さじ1
塩 適宜
しょうゆ 大さじ1
ごま油 大さじ1
はちみつ 小さじ1
こしょう 適宜

◆作り方

1. ごぼうはたわしなどで水洗いして皮を除き、半分の長さ(約10cm)にカットしたあと、
さらに食べやすい等分に切り分け、火が通るまで下茹でする。

2. 晩三吉(梨)は皮を剥き、適当にカットする。しいたけは汚れを取り除き、食べやすい大きさにカットする。
それぞれを、沸騰した湯のなかで湯がく。

3. ブロススープを鍋に移し火にかけ、沸騰したら火を弱めてすき焼き用ロース肉をくぐらせ、肉に火を通す。

4. ごぼうの半量とブロススープ、晩三吉、たまごの卵白、味噌、それらを一緒にミキサーにかけ、
全体が一体となったら鍋に移し火にかけ、味を見ながら塩を加えて調味し、ほどよい塩梅で火を止める。

5. 器に 4. を移し、お肉と残り半量のごぼう、しいたけを装って、ポタージュの完成。

6. 卵黄、しょうゆ、ごま油、はちみつ、こしょうを和えたタレを、別の皿に装う。
お肉にタレを付けたり、かけたりしながら、食べる。

 

西野 優 (レシピ制作)

北海道十勝出身。父は農家の息子、母はもやし屋の娘。にぎやかな食卓が生活の中心にある家庭に育つ。
広告制作や書籍の編集を経て、ブックカフェ「ピリカタント書店」を経営。2014年から料理家として活動。
現在は、山陰本線阿川駅に2020年8月オープンした施設「Agawa」にて、生産者開拓やメニュー開発、料理など担当している。

器協力 水ノ上窯 舛井 岳二

プロフィール

森本菜穂子 | 写真家
1982年生まれ。子供のころ祖父のお下がりでもらったカメラを好きになる。
2008~2011年、写真家若木信吾氏に師事後、独立。
2011~2020年東京2020年より山口を拠点に、食や手仕事、旅に纏わる媒体にて撮影している。

 

<ブロススープレシピ1はこちら>

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