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日本一の鳥取和牛『白鵬85の3』の産子が1頭855万円で競り落とされました

お肉のこと

1月16日の鳥取県中央家畜市場にて過去最高値更新!

鳥取県に唯一ある子牛のセリ市場で、肉質日本一に輝いた白鵬(はくほう)の子「みどりのこ3」(270日齢 倉吉市)が855万4700円の値を付けました。競り落としたのは北海道の繁殖農家さんだそうです。

ちなみに、これまでの鳥取県内での子牛セリの最高値は561万円。

今回、なぜこれほどの高値がついたのか?

そもそも、「みどりのこ3」の「みどり」とは、琴浦町の繁殖農家が育てた「白鵬85の3」や「百合白清2」など優秀な血統を生み出してきた母牛です。

今回の「みどりのこ3」は、「白鵬85の3」を父に持ち、母牛も「みどり」の子であること。

父と母の血統ともに「みどり」が入っていることが注目を集めたのです。

今、和牛関係者の間では、鳥取県で生まれた「白鵬85の3」の産子に大きな注目が集まっています。

全国から鳥取県の市場に買い付けにくる農家さんたちの間で、白熱したセリが繰り広げられています。

 

「白鵬85の3」については以下。

白鵬85の3(はくほう85の3)

  • 第7区総合評価群全国第2位(肉牛群全国第1位、種牛群全国第5位)
  • 登録番号:黒原5360(84.0点)
  • 生年月日:平成22年1月3日
  • 産地:東伯郡琴浦町
  • 個体識別番号:12592-9713-5
  • 遺伝病:フリー

プロフィール

本牛の母「みどり」は、6頭の肥育産子全てがBMSNo.11以上という鳥取県の脂肪交雑育種価がトップの牛です。その「みどり」に「勝忠平」を交配して造成した本牛は、現場後代検定終了時には、ロース芯面積72.2cm2、BMSNo.9.6と当時日本一の成績を収め、全国から注目を集めています。鳥取県の育種価(平成29年4月算出)においても、ロース芯面積及び脂肪交雑育種価の順位が1位と産肉能力の高さを証明しています。産子は、体上線が強く、また、おとなしく扱いやすいため、特に多頭飼育の繁殖農家さんに大変喜ばれています。

引用(鳥取県HPより)

血統

勝忠平
黒原3800(87.5)
平茂勝
黒原2441(89.0)
第20平茂
黒育134(84.7)
ふくみ
黒高106567(81.0)
うめ2
黒原788266 (82.1)
忠福
黒育129(82.3)
うめ
黒高128002(82.2)
みどり
黒原1311663 (83.3)
白清85の3
黒原 4009(82.2)
飛騨白清
黒原2640(83.2)
やす19の3
黒原957178(80.3)
みすず
黒原1239681 (82.2)
平茂勝
黒原2441(89.0)
ひろみ
黒高142235(84.3)

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