“あかまる牛肉店が綴る、お肉にまつわるはなし”

牛の部位のおはなし 希少部位ってどうして希少なの?

お肉のこと

希少部位とよく聞きますが、どうして希少なのでしょうか?
牛の大まかな部位の中でどういったものなのでしょうか?

 

牛の部位は大まかに4つに分かれる

鳥取和牛希少部位

牛肉の部位は4つの大分割と、13の部分に分かれます。
大分割>部分>各部位 大まかなところからどんどん細かく分かれていきます。
そして最終的に希少部位にたどり着きます。

【大分割】まえ、ロイン、ともバラ、もも

・「まえ」は牛の肩から前足にかけての前半身の部分。霜降りから赤身まで豊富な肉質。
・「ロイン」は牛の背中の部分。ヒレやサーロインなどの人気部位はここ。
・「もも」は牛の後ろ半身。最近人気の赤身はこちらが中心。
・「ともバラ」は牛のおなかの部分。

【部分】

「まえ」の部分…肩ロース、肩バラ、うで(かた)
「ロイン」の部分…リブロース、サーロイン、ヒレ
「もも」の部分…ランイチ、そともも、うちもも、しんたま、しんたま
「ともバラ」の部分…中バラ、外バラ

部分からさらにこまかな、いわゆる「部位」に分かれていきます。
例えば「しんたま」の部位は、トモサンカク、かめのこ、しんしん に分かれていきます。

【希少部位について】

希少部位とは
牛1頭から取れる量が少ない部位のことを希少部位と言います。
牛400~600キロに対して、だいたい2~3キロしかとれない部位をさします。

鳥取和牛希少部位

【実は希少部位って…】

細かな部位に分けていけば、どれも希少部位と言えます。
しかしながら「部分」の肉を大まかにカットするのではなく、その細かな「部位」に向けて筋や脂を取って細かにわざわざカットしていく手間をかけているからこそ、希少部位と言えると、あかまるでは考えています。
また希少部位を取り出すために、いらない部分(ロス)も出てきてしまうので、そのぶんお値段が高くなる場合もあります。

味わいも食感も実に様々です。人それぞれに好みも違ってくると思います。
色々な部位を食べ比べて、自分の好きな部位を見つけるのが楽しみ方の一つかもしれません。

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