『鳥取牛もつ鍋』の発売より3年、これまで採用基準が厳しいと言われている通販サイト【セコムの食】様をはじめ、様々な販路で商品を取り扱っていただいておりました。
当初は「味噌スープ」と「豚骨スープ」の2種類ではじまりましたが、スープには添加物を使わずすべて手作りだったため、「豚骨スープ」においては豚骨の髄を煮出すにはあまりに時間と労力がかかりすぎてしまう(ラーメン屋が開けます・・・)ことからいったんストップしておりました。
今は「味噌スープ」味一本となっています。
鳥取のソウルフード・牛骨ラーメンに着想を得た「牛骨塩スープ」誕生?
が! このたび「牛骨塩スープ」に新たにチャレンジすることになりました。
あかまる牛肉店では、鳥取県産牛の牛骨を使い、今年から『国産牛骨のブロススープ』を販売しております。
このブロススープから鶏肉や鶏ガラを除き、純粋に牛骨のみで煮出して作ったのが今回の「牛骨塩スープ」です。
牛もつに対して、牛骨スープ? と思われるかもしれませんが・・・
今回、牛骨スープを採用した理由としては2点ありまして・・・
- その一、鳥取県中部のソウルフードが「牛骨ラーメン」であること
- その二、牛の出汁に対して牛もつが相乗効果を生むこと
これらを追求していこうと取り組み始めることにしました。
鳥取の牛骨文化を盛り上げるための「牛骨塩スープ」
その一として、鳥取県中部で今なお進化を続ける「牛骨ラーメン」文化で、我々も舌を磨かせていただいているという点です。
牛骨ラーメンはしょうゆ味が多く、澄んだ黄金色のスープです。
牛脂からもその独特な香りが立ち上り食欲をそそります。総じて、急いで食べようとすると上顎を火傷して皮が剥けます。
この食文化も50年以上続いているそうですが、
スープベースは同じでも、店ごとに異なる味、また新しい味付けも増えてきているのが最近の傾向です。
鳥取中部に住む我々にとっても行きつけの店、まだ行ったことのない店もあり、狭いエリアながら奥深い食文化だと思っています。
地元の味に親しみを持ちつつ、この文化に誇りを感じつつ、
やはりこの地域で作るオリジナルのもつ鍋には“牛骨スープを使いたい”となりますし、
牛骨ラーメン専門店さんたちに負けぬよう、
鳥取県の牛骨文化を盛り上げていく役割を担わせていただきたいという思いでおります。
もつ鍋×牛骨が開く、新しい味の世界
その二です。フレンチやイタリアンの出汁の考え方に近いのかもしれませんが、
例えばハンバーグのデミグラスソースには牛スジを煮込んで出汁として使いますが、
そんな風なもので、同じ食材でスープを煮込んだりソースを作ったりすることで“相乗効果を生む!”ということです。
ワインと食材のペアリングのような、マリアージュのような、食材の味を補完したりより引き出したりする効果を狙っています
マリアージュ※飲み物(ワインなど)と料理の組み合わせが良いこと。
捨てられる食材を美味しい料理に昇華したい
また、やはり根幹には食材の無駄をなくすということも考え方としてあります。
もともと捨てられてしまう場所だったホルモンも、牛骨も、もともとは食料に困った人たちが食材として使用し始めたのが始まりだと思います。
その中で、より美味しさを高めていくためにどのようにすれば良いのかを、料理人だったり家庭の中で研究熱心な人たちが美味しい料理に昇華してきた過程があります。
あまり聞いたことのない「もつ鍋 牛骨塩スープ味」というのも、
今、我々が取り組むことになるのは必然だと思い、美味しいマリアージュを生み出せるよう改良改善を続けます!
ということで、『鳥取牛もつ鍋 牛骨塩スープ』販売いたします。