“あかまる牛肉店が綴る、お肉にまつわるはなし”

命と向き合う人の想い、「命をいただく」とは?鳥飼畜産で学びました。

あかまる通信

 

鳥飼畜産にて、牛のエサやり・牛小屋の掃除など社員研修として体験をさせて頂きました!

鳥飼畜産とは、弊社社長の実家です。あかまる牛肉店の鳥取和牛を提供しており、繁殖から肥育の一貫生産を30年以上にわたって続けられています。
本日は、弊社社長のお母さまから体験のレクチャーを頂き、インタビューにも答えて頂いています。

農場農家鳥取和牛鳥飼畜産畜産鳥取県関金町

鳥取県関金町にある鳥飼畜産

 

畜産農家さんスケジュール

命を育てる畜産農家さんの一日は、休む暇もありません!
早朝8時から始まり、お昼前までに牛たちへ飼料・ミルクをやり、お昼からは牛小屋の肥え出し・のこくず掃除、牧草刈りや刈った牧草をロール状にする作業など…
「暇なときがないわ!」と笑っておっしゃられていました。
たとえ大雨大雪台風が来ようとも365日、真剣に命と向き合われているのです。

農場農家鳥取和牛鳥飼畜産畜産

体験内容

・牛へエサを与える
牛のエサは、草・草をもとに作られた「粗飼料」とトウモロコシや大豆などを粉末状にした「濃厚飼料」の大きく2つに分かれています。
エサは牛の健康はもちろん、お肉の安全性や品質にも関わってくるため、予め決められた分量をきちんとはかってから与えます。量によっておなかを壊しやすくなったり、栄養の偏りは良くなかったり…牛も私たち人間と同じ“生き物”であることを改めて実感します。
・牛小屋の肥え出し
牛が過ごしている小屋の中が糞などで汚れているため、それらを掃除する作業です。運搬用の重機にスコップや鍬など使って載せていきますが、これがなかなか大変な作業でした。糞だけではなく散らばった牧草や、雨が降れば水を含んで重たくなっていたりするので道具で持ち上げるだけでも一苦労でした。最近では機械が発達し、手で作業される農家さんが少なくなってきているとのことです。手作業は労力と時間がかかりますが、この大変さを実感することで農家さんへの感謝の気持ちがさらに大きくなります。

農場農家鳥取和牛鳥飼畜産畜産

 

農場農家鳥取和牛鳥飼畜産畜産

牛への想い

お母さまは約30年前に家畜人工授精士の資格を取得し、繁殖牛一頭から徐々に増やしてこられました。今では産ませた牛の数が一千頭を超えているそうです。
畜産農家は年中休みなく、綺麗な仕事ばかりではありません。牧草や牛の糞の掃除など体力を使う大変なことのほうが多いのです。それでもお母さまは牛が好きだから、養わなければいけない家族のために、「負けてたまるか」という根性と想いで長年やってこられました。

 

牛の妊娠から出産

牛のお産についても詳しくお聞きしました。実は牛に子供ができたとき、人間と同じように十月十日(とつきとおか)お母さん牛のおなかの中にいるそうです。牛のお産について語ってくださるお母さまは、まるで助産師さんのようでした。
自分が愛情を注ぎ育てた牛が母親となり新たに命を生み出す…。出産はすべてがスムーズとはいかず、牛の体調にもよってトラブルが起こったりもします。
「生まれた子牛にミルクをやって育てる、1年で種付け2歳でお母さんになる、そして出産。おなかの中に十月十日いた子が生きるか死ぬかで生まれてくれて、もうその時は感動よ」
とお話してくださり、聞いていた私もその熱い気持ちに強く胸をうたれました。

子牛赤ちゃん農場農家鳥取和牛鳥飼畜産畜産

生まれたばかりの子牛

手放すときの想い

お母さまは牛の飼育をメインにお仕事されていらっしゃいますが、肥育後お肉となって出ていくときはやはり耐えられなかったと言います。
鳥飼畜産では小学生の農家体験を受け入れており、出荷の立ち合いでは「もう、食べ残ししないようにする」そう言って涙する子供たちもいるとか。
私たちの命を繋げてくれる違う命があること、その命を頑張って育てている人たちがいるということを分かっていてほしいと願われました。

今後の畜産業について

お母さまへお聞きしました。
近年高齢化がますます進んでいる中で、新しい世代に畜産業に携わってもらいたいという想いはあっても、仕事内容は甘くなく実際は厳しいとのこと。
現状維持は難しくとも牛が好きだからこそ、これからも自分たちが続けれる限りは続けていきたいと話されました。

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最後に 「命をいただく」とは

私たちの見ていないところでは、毎日命と向き合っている人がいて、その人たちのおかげで私たちの生活や命が成り立っているのだと改めて実感しました。
毎日の忙しさに気を取られるとそのありがたみや「いただきます」さえも忘れがちになりますが、農家さんの気持ちを知ると、絶対に忘れてはならないことだと思います。
そしてお肉を販売する私たちは今日お聞きしたような農家さんの気持ちごとお客様に届けなければなりません。
お肉に対して感謝をもって扱い、愛情や熱意を込めて育てられた牛のお肉を皆様に美味しく食べて頂くという気持ちをもって仕事に取り組みたいと思いました。

これからもあかまる牛肉店、鳥飼畜産の応援をよろしくお願いいたします!

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